わたるです。

開発をやっていると、本当によく言われる言葉があります。

「これ、簡単に作れない?」


悪意はないんですよね。むしろ期待してくれてるんだと思います。
でも、この一言を聞くたびに、ちょっとだけ考えちゃうんです。

「簡単」って、誰にとっての簡単なんだろうって。


たとえば、「ログイン機能」。

使う側からすると、メールアドレスとパスワードを入れてボタンを押すだけ。
5秒で終わる、超シンプルな動作ですよね。

でも裏側では、こんなことが起きてます。

- パスワードの暗号化と安全な保存
- ログイン試行回数の制限(不正アクセス対策)
- セッション管理(ログイン状態の維持)
- パスワードリセットのフロー
- メールアドレスの形式チェック
- エラーメッセージの出し分け

見えてる部分は5秒。見えてない部分は何十時間。


これって、エンジニアの説明が下手なのか、
依頼する側の理解が足りないのか。

どっちでもないと思ってます。

問題は、「作る側」と「使う側」の見えてる世界が違うこと。

使う側は完成品しか見てないから、シンプルに見える。
作る側は裏側を全部知ってるから、複雑に感じる。

このギャップが、「簡単でしょ?」を生むんです。


Naviを作るとき、チームの発案者にこう言われました。

「ITがわからない人が、"無理"って思ったら負けだよ」

正直、エンジニアとしてはもどかしいんですよね。
技術的にはもっとできることがあるのに、あえてシンプルにする

でも、よく考えたら、
「簡単に作って」って言ってくれる人の気持ちに、
一番寄り添えるのが本当に良いツールなんじゃないかって。


だからNaviでは、裏側の複雑さを徹底的に隠すことにしました。

使う人が考えるのは「何を作りたいか」だけ。
どう作るかは、NaviとAIが担当する。

「簡単に作って」が、本当に簡単になる仕組み。
それがNaviの目指してるところです。


「簡単に作れない?」って言われた時に、
「うん、簡単にできるよ」って返せる日が来たら。

エンジニアとして、それが一番嬉しいかもしれません。