金属加工の町工場を経営しています。
従業員は15人。父から引き継いで、もう8年になります。
「DX」って言葉、最初は正直よくわかりませんでした。
テレビで見かけても、大企業の話だろうなって。
うちみたいな小さい工場には関係ないって思ってました。
でも、限界が来たんですよね。
受注管理をExcelでやってたんですけど、
取引先が増えてきて、もうぐちゃぐちゃ。
どの注文がどこまで進んでるか、
Excelのシートを何枚もめくらないとわからない。
納期を間違えたことも、正直あります。
お客さんに怒られて、夜中に工場で一人で作業したこともあった。
「このままじゃ、いつか大きなミスをする」
そう思い始めたのが、きっかけです。
最初に考えたのは、市販の受注管理システムでした。
でも、うちの工程ってちょっと特殊なんですよね。
材料の仕入れ → 加工 → 表面処理(外注) → 検品 → 出荷。
市販のシステムだと、この「表面処理は外注」っていう部分が
うまくはまらなかったんです。
カスタマイズすると追加費用が100万以上って言われて、
「じゃあいいです」ってなりました。
そのあと、たまたまNaviのことを知って。
「プログラミングなしでシステムが作れる」って聞いて、
半信半疑で試してみたんです。
驚いたのは、自分の業務フローがそのまま使えたこと。
「材料が届いたら、まずここに記録して、
加工が終わったら外注に出して、
戻ってきたら検品して…」
って、普段やってる流れを話しただけなんですよね。
それがそのまま、画面になっていった。
「え、これでいいの?」
って思いました。もっと難しいものだと思ってたから。
今は、受注から出荷までの流れが一つの画面で見えるようになりました。
「あの注文、どこまで進んでる?」って聞かれても、
Excelを何枚もめくらなくていい。
社員にも見せられるから、
「次はこの工程だね」って自分がいなくても回るようになった。
正直、完璧なシステムかって言われたら、まだまだです。
ここをこうしたい、っていうのはたくさんある。
でも、「自分で作れる」っていう感覚が、一番大きかった。
IT業者に頼んで、説明して、待って、「違う」って言って…
その繰り返しがなくなっただけで、全然違います。
うちみたいな小さい工場でも、DXってできるんだなって。
今は素直にそう思ってます。
同じように「うちには関係ない」って思ってる方がいたら、
一回試してみてほしいです。
意外と、自分が一番わかってる業務の流れが、
そのまま武器になるかもしれないから。